サイゴン、観覧
夕刻に帝劇でMISS SAIGONを観覧した。
自身、2度目のミュージカル観劇。
出演は、市村 正親、知念 里奈、高橋 由美子、井上 芳雄など。
日本語でのミュージカルは初。
驚いたこと、違和感を感じた頃、感心したことなど。
・観客が圧倒的に女性。おばはんも多いが、若い女性も多いし、結構美人がおおい?(多分、クリス役井上氏のファンかな)
・市村氏、井上氏の実力もさることながら、高橋由美子の迫力、存在感に驚いた。
(彼女、あんなに歌唱力があるとはしらなかった。次回は、キム役をやればいいのに)
・うまさ、実力のあるなしは、初心者の自分でもわかった。
・輸入したミュージカルを、日本語の訳詩でおこなうと、大幅に役者の歌唱力などに依存する。
無理やり詩をつけているから、言葉が聞き取りにくいことがある。観劇にあたり、一瞬の隙も許されない。ほんの一瞬の考えことすらできない。英語の歌詞は、文字ごとじゃないからねぇ。
日本で作り出したミュージカルの方が、完成度としては高まるのだろう。
・市村氏の余裕を楽しみに来ている観客が多いし、観客も期待している。さらに、リピータも結構いる。
・映画もミュージカルも音楽を使うことは同じだが、ミュージカルの音楽がライブである分、曲の終わりで、拍手が入ったりする。映画では、いくら印象的に音楽が使われても、小さな拍手というのはないよなぁ。
・サックスの演奏がよかった。
・知念里奈は、声は高いが、割れている感じのときも多々あり、場面によってはわかりづらい。他の俳優とかぶらない静かな場面では、よいところもあったのだけれど。ミュージカル向きの歌唱法、声質、声量は存在するだろうなぁ。
・思いのほか、あっさり、一目ぼれで、恋に落ちて、あれっと思うほど、簡単に幕が落とされて、エンディングかどうか自分の中で確認してしまった。
最後に、女の愛、母親の愛の深さ、業の深さを考えてしまう終わり方であった。子供に、ミッキーマウスの服を着せているところなんかは、ちょっと泣ける。
番外としては、ご存知の通り、上演中地震があり、二幕目が点検のため、開始が遅れた。
以上、思いついたこと、気が付いたことの羅列ですが、今日はこの辺で。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント