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2005.02.21

唯我独尊のカレーは気概のあるさわやかな転校生だ。

所用で、というよりも捏造して、新宿に向かう。
(チャント、仕事してます)

喰らったのは、以前から気になっていた唯我独尊のソーセージカレーだ。
百貨店の催事ということもあって、大盛のオプションなどはなく、普通盛りの食券を購入して食べた。(食券のブースで「大盛」はないですかと聞いたけど、そっけない、百貨店の係員的対応…)

催事場にイートインスペースを強引に作っている場所の風情、そう、学食とか文化祭のノリの近さが、唯我独尊のカレーとあいまって心地よい。

だけど、富良野ということで、あの音楽がかかり続けているのは辛い…

何よりも、載っているソーセージが最高だ。僕はこれだけでもよいぐらい。好きなタイプ。酒のあて。
皮がしっかり自己主張しているハードな皮にまとわれていて、中身は、柔らかさを失うぎりぎりのところで、加熱が終わっていて、燻製のいぶしとあいまって、たまらない。もっとくれ!と叫びたいほどに気に入った。
(決して、少ないという意味ではなく、ちゃんと一本のってました。こういうものって、変にせこく少ししか載っていないことが多いけれど、そんな量ではないです。)

カレールーはというと、さらさら系のタイプ(スープと言うほどではないが)なのだけれど、黒くて、わくわくさせてくれるビジュアル。
こういうルーって、すこし味がピンボケというか浅めな気がするものが多いけれど、ビジュアルからそうではないのだろうなという印象。黒・茶色くて。

喰らってみると、これが、ほんの少し後に、時間差でスパイスが押し寄せてくる。ここまでは、予想の範囲内なのだけれど、わかっているとはいえ、ソーセージの香ばしさとあいまって、心地よく、米と一緒にどんどん口にしていって、あっという間に終盤の、ルーと米とどのような比率で食べていくかを悩み始める時間に突入してしまう。

嗚呼、大盛をください。こんなに早くこの時間帯を迎えたくないです。うまいカレー共通の憂鬱。

食べ終わって思うのは、あわせている米が、うまかった。
こんな印象
ソーセージ>米=ルー
or
ソーセージ>米≒ルー
少しベージュ、ピンクがかっていて、ところどころ赤いスパイスなどが入っていて、きもーち、辛味のようなものがある。
炊き上げ方は、少しべたついているのが惜しいけれど、あれは催事場故なんだろうなと思う。
富良野で喰らってみたい。

ルーは、すごーく高いレベルで、食べている間、高度を維持している感覚だ。
どんどんスパイスの辛味が押し寄せて来て、どんどん高度を上げていって不安になるのでもなく、高度が同じのまま
飛んでいく。そして、食べ終わって、少しの間、口の中にとどまっているけれど、しばらく後には、意外とあっさりスパイスの辛味が消えていく。さわやかに消えていく。マスターの元気よさの歯切れのよさと同じかも。
あの辛味だと、ずっと続くような感じがするのだけれども、ある時間が経つと、ふっと消える。
印象は残る。そして、また喰らいたくなる。会いたくなる。
転勤族の転校生で、しばらくしたら転校するなのに、とてもいいやつという感じ。
(どんなたとえやねん!)


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コメント

家のカレーほど幸福なものはないのに、お店のカレーも求めていく性が恨めしいです。

比べるのが無粋だと。プロで、それ単品を売りにしているものと、プロだけど、バリエーションを売りにしているものはちがいますやん。
第一、料理だけを売りにしているもんとちゃいますし。

ソーセージは、数回作ったことがありますが、次の研究課題です。

投稿: bard | 2005.03.06 01:21

そんなに有名なカレー何ですか?

今日は夕飯にカレーを食べたのですが、読みながら自分のカレーがお粗末に見えてきました。

ソーセージは大好きです、美味しかったでしょうね、うらやましい・・・(アッ、ヨダレが!)

投稿: ゆう | 2005.02.22 21:15

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» 唯我独尊のソーセージ付きカレーを食べに行ったよ! [ままごと起業!!〜カフェ生涯学習〜]
ココはカレーだけでなく ソーセージが美味しいことも やまけんさん (うちのBlogでいうと バードコート、BARオーパをBlogで紹介されてた方) のBlogでチェック済み。 [続きを読む]

受信: 2005.09.18 02:00

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