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2005.03.09

背表紙が凛々しい盛り場の待ち合わせ場所-Irish Pub Arco(アルコ)於 名古屋-

名古屋の日帰り出張が思いのほか、早く用件が済んだので、地下に続く階段にダイブした。

ダイブして、滑り込んだ先は、先日Natural Aikoさんに情報提供してもらっていた、名古屋栄のダイエー近くにある
Irish Pub Arco(アイリッシュ パブ アルコ)

扉をあけて、そのまま階段から降りてきた勢いそのままに、進行方向(右手)に進むと、キッチンとテーブル席が何席かある。
あれ?、カウンターもなくて、ギネスのバーフォントもなくて、メニューを持ってきたので、ここは食事処??と疑問に思い、
「こちら、パブですよね?パブと思って入ったんですけど…」と自分。
「ええ、パブです」と、若い兄ちゃん。(彼は後でわかったが、キッチンで、料理担当)
訝しげにテーブルの座席に座って、ビールのリストなど眺めた。
で、一瞬、なじめないかも、帰ろうかなと思いがよぎった瞬間、「トイレはどこですか?」と尋ねてみた。
トイレに入れば、店の全容が明らかになる。店の中を縦断できることが多いから。
出るにしても、全体を眺めてからでも遅くないかなと。

で、尋ねたら、入り口の正面奥にあり、左手に少しせり出した木のパーテーションがあって、その奥が、カウンターになっていた。ロンドンの古いパブで、インテリとブルーワーカーを分けているかのように、かなり区切りがしっかりしていたので、気が付かなかった。
まあ、単純に、食事主体のテーブル席とお酒中心のカウンターとを左右に分けているだけだとは思うが。

トイレで一瞬時間をつくり、位置関係が把握できた自分は、あんちゃんに言って、「カウンターに移っていいですか」と勝手に移動して、カウンターの真ん中、唯一のダウンライトのある席の光に引き寄せられて、席に着く。

おお、カウンター席側は、まずまず雰囲気があるではないか。
奥には、ウッドベースがアル。ウッドベース好きなんですよ。おいら(一人称がころころ変わる)
弾けたらなぁ。そして、昔はちょっとしたアイリッシュミュージックをやっていたのだろうか。棚の上に、バドラン(アイルランドの民族太鼓)が、残照のごとく置かれている。

無作為に壁に作りつけられた棚の感じと置かれている本の背表紙、ほとんどが、外国誌だけれど、特に古い広辞苑がなんだかいい味を出している。
カウンター席は、10席ほどで、幅広の木の椅子・ストゥールで、かなりかっこいい椅子。

-DRAUGHT(生樽)----------------------
ギネス
オールドスペックルドヘン
(上記2種 1pint¥1000/half pint ¥??確認せず)
エビス
(1 pint ¥800?/half pint ¥??)

ウイスキー:スタンダードなシングルモルト、アイリッシュ、バーボンなども、ドマイナーなものはなくても、適度におさえている感じ。グレンリベット、グレンフィディック、ラフロイグ、マッカラン、ボウモアなどなど
   かっこいいのは、カウンター席正面に、目の形をした鏡の部分が少ないパブミラー。かっちょいい。無駄さが。

支払い:後払い、カードも可能なよう。
席数:30席ほど(カウンター10席ほど、テーブル20席ほど)
モルトビネガー:ハインツ
飲んだ量:ギネス2パイント+タラモアデュー1杯
備考:ハッピーアワーがあるようで、表示がしっかり見ることができなかったけれど、17:00-20:00のようだ。
その間、ギネスは、800円のようだった。
------------------------------------

名古屋でオールドスペックルドヘンを入れるのは、ハケ具合から考えても、かなり冒険かと思うけど、そのチョイス自体が、最初から、かっこよさを感じた。大変だろうに。

のんびり呑みながら、ギネスのバーフォントに目をやると、日本じゃ一番古いタイプの物を使っていて、かなり古くから営業していることがわかる。

1時間ほどの間に徐々に人が増え、常連が集まってきて、バーマンと会話を交わしたり、お客どおしで会話をしていたり、常連が排他的でもなく、ホントに自然なパブ。

会話を聞いていると、万博の話、セントレアの罵詈雑言ばかりで、あらためて、地域を感じた。
あと、マルハ、マルハというので、元大洋水産??かなと思っていたら、地元で有名な、エビフリャーの店か何からしい。ご存知の方がいましたら教えてください。

後から来た男性のお客で、主人に「酔っ払いのマイケルは来てる?呼び出されたんだよなぁ・・・」と入ってくるなり聞いている人(心の中で、「お前も、酔っ払いやろ!」と突っ込んでいた)がいたり、その後の女性も「マイケルに呼び出されたんやけど・・・」なんて、登場する人がいたりで、極々まっとうに、待ち合わせ場所としてのパブの機能が息づいているのを見て、ここはええパブだなぁと感じ、最後の一杯を頼んだ。ロックで。

バーマンは氷をアイスピックでロック用に削りだしてくれた。彼の所作を見ると、この店は、どちらかというとバー寄りというのか、しっかりバーとしての仕事/修行をしてきているのだと感じた。元々は、バーだったのだろうなと思って、勘定をしてもらい、去り際にお店の長さを聞いたら、
「16年もの」だそうだ。
16年前では、アイリッシュ パブが、東京でまだできるかできないかの時だし、店名もアイリッシュぽくないし、おそらく、バーとして営業を開始したのだと思う。実際、公式サイトを見ると、"Bar Arco| Irish Pub"とあるので、間違いないだろうと思う。

待ち合わせた人はいなかったけれど、いいお店と待ち合わせができた。

追記1
肝心のギネスですが、シャムロックを書くのを除けば、泡は少し薄めだが、味もかなりいいです。味の立ち方が少し弱い感じもしたけれど、かなり好きなタイプでした。

追記2
おそらく、凄い常連の方で、Dewar'sを瓶で手酌で飲んでいる人(特別なのだろう)がいて、その行為も、酒のチョイスもかっちょよかった。


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