バゲット、ゲット[GRAND MARTIN 於 広尾]
先日、ナショナル麻布に、遠征。
一部で話題のその場で作られるピーナツバターの為。
久しぶりに訪問した。
駐車場にあったジュース屋はなくなっていた。
その代わり?小さなバンのチキンのロースト屋が31(アイス屋)の前に出店していた。
いい感じに、チキンが回ってローストされていて、いい匂いを発していたけれど、少々高めなので、喰らわず。
更に、キオスクやチップスを売るバンのような小さいパン屋が駐車場の敷地に開店していた。
その名も、GRAND MARTIN
見た目はしっかりした釜があるかのようだけれど、焼いているかどうかはわからない。
イタリア系のパンやフランス系のパンなど、少ないけれど、つぼを押さえたパン屋。
パンの焼き加減もいい感じなので、いろいろ迷った挙句、バゲットを買うことに。
正札には、ハーフの表記もあったので、小腹にはちょうどよいと思って、お願いした。
目の前のバスケットには、バゲットが多くささっていたので、きっと、ハーフは、半分に切ってくれるのだろうなと思っていたら、「ハーフは人気があって、今回は、調達できず、まるまるなんですよ。なので、ハーフの値段でいいです」と、お店の人。
#いや、切ってくれたらええやん。それに、そんなにいらんし。この場で喰らうだけだから。
ハーフで240円。
広尾値段ではあるが、高いやろ。おっちゃん。安くしましたという為に、一本240円なのに、そう言っとんちゃうん。と一瞬よぎったが、
「あ、じゃ、お願いします」、と。
食べたら、コレが、うまい。
いまどきの日本で食べるうまいバゲットとは違って、中は柔らかく、外の皮は厚手で、クリスピーさは残しつつ柔らかい。
日本でよく食べるバゲットって、皮は焦げ目が強く、薄手で、かなりカリっとしていて、これはこれでうまい。
俺も好きだ。
日本のどこに行っても大はずれしないバゲットって、凄いと思う。
このお店のバゲット。正直好みが分かれると思う。
なぜかというと、見た目が、田舎パンというか、表現が正しいかわからないけれど、日本のように漂白されたような真っ白な小麦粉の色の生地ではなく、灰色がかった地粉のような色をしている生地。
そして、その分美味しさがある。
コースの前振りでこのパンを出されると、ばくばく食べてしまって、次が困る味。
パンだけで十分うまい。バターとか何かをつける必要が無い。
もし、入れるなら安っぽいチーズをはさむか、ハムを一枚入れる程度で、最高のバゲットサンドになりうる感じ。
粉がうまい。皮とかは、好みが分かれるの思うけれど。
底面が少し厚手で、好み。
なんというんだろうか、欧米のスーパーで売っている安いパンに近いのだけれど、それの秀逸版というのか、全体的な完成度というより、荒削りな中に、局部の個性がかなりあって、旨みがアル。
それが自らの嗜好にあっている。
そばで言えば、そば比率の高いものとか、うどんだと、こういう地粉の強い、黄色がかった麺で風味の強いものに感覚が近い気がした。
とにかく、その日のうちに喰らうのをお薦めします。翌日だと、前日の輝きは失っていました。すこし温めるとよいでしょう。
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