カステラ、4切れ、携え
今、オフィスの入っているマンションのフロントで、休憩していたら、目の前にちょっと恰幅のよいおばさまが着席。
何気なく行動をみていたら、自動販売機でペットボトルを買って、底が大きいバッグの口に、ペットボトルを投げ入れつつ座り直した。
買ったけど飲まないのかなぁと眺めていたら、おもむろに、バッグの中から、ラップに包まれた黄色い直方体を取り出した。
良く見ると、カステラ。4切れ。
バッグに入れるかぁ。それ。
飴とかガムとか小袋のお菓子ならわかるが、近所のおばあさんに仏壇のお備えの菓子を貰ってきたかのように、ラップに無造作に包まれていた。
誰かの出張土産で仕事場で貰ったにしては多いし、わざわざラップに包むほど時間を争う生菓子でもないし、(まあ週末だから時間が既に経ってしまっていて、持ちかえっているのかもしれないけれど)、やっぱり、カステラが好きで、自ら包んでいるのだろう。いや、絶対そうだ。そうあってほしい。
だって、あの恰幅だし。
自らの意志で持参したにもかかわらず(キメツケ)、結局、何回か躊躇して、食せず。
あれれ、なかなか意志が固い。だけど、持参している時点で、遅かれ早かれ、誘惑に負けることだろう…
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