片手で持ちます
スターウォーズでは、ライトセーバーは、ほぼ両手で持ちますが、フェンシングは、片手で剣を持ちます。
フェンシングには、3種類の競技がありますが、その中の、ぶった斬る(こともOK)タイプ[サーブルといいます]の競技でも片手で行います。
その理由は、正確なところを知っているわけではありませんが、私のかなり個人的解釈だと、というか、あらためて、考えると、フェンシングというのは、もともと斬った張ったの剣術ではありますが、スポーツとして発展させたがゆえに、「突く」ことが主体となった、より強調された経緯があると思います。
突くという動作は、振りかぶるよりも、剣先と相手の急所を最短距離で直線で結び、もっとも早く到達させることができます。より早く、急所を突く、ポイントをより早くあげるために発展してきたものだと思います。
斬ったという満足感やぶった斬った後の傷の大きさは問題ではないわけです。特にスポーツ化すればするほど。
片手というところも、両手に比べると相手にさらす有効面の少なさ(斬る場所の面積を少なくする為にも)を求めると必然だと思います。
そんなこんなで片手かなと。
May the force be with you....
フェンシングネタ、随分書いていなかったな・・・
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コメント
とおるさん;
あの格言にはいろいろ意味があるようですが。
右構え同士なら、左は、ジャブで、ジャブを鍛えろという意味にも捉えられますし。
右構えがサウスポーが相手だと、距離が極端に短くなる上、どうしても、左利きの選手は練習では、右とやることがおおく経験豊富ですが、右利きは、左利きとなかなか経験を踏んでいないので、不利になりがちです。
本当は、条件は同じだけれど。
右を相手にしているとよける動作、一つをとっても、右用の動作をしますし、それが左利きだと致命的になりますしね。これはボクシングでもフェンシングでも同じだと思います。
そして、左利きは右利きとばかりやっているのでその辺の対応は大丈夫ですし。
全く関係ないですが、現役の頃、ボクシングを参考にしたことが結構あります。ステップですけど。
相手の懐への入り方が、ある拍子に凄く参考になったことがありましたなぁ。
ヤッコさん;
フェンシングでは、剣道経験者がおおく、また、強いことが多いです。剣道経験者からみると、フェンシング純粋培養の選手の隙が凄く目立つことが多いそうです。
実際、遊びで、剣道の先生とフェンシングのルールでやらしてもらいましたが、強かったです。
武士道、騎士道、道を究めているわけではないので、わかりませんが、礼儀、作法をおもんじるところは同じです。まあ、スポーツ全体ですけど。
フェンシングは、観戦しないほうがいいスポーツです。
普通の人には、わかりにくいスポーツなので、TV栄えしないという理由もあり、オリンピックごとに正式競技から無くなるかもしれない危機を迎えています。
(とはいえ、なくさないのですが、西洋人は)
なので、ルール改正が五輪毎に行われていることが多いです。今は、あのきつい、白いユニフォームもカラー化が許されていたりします。(柔道なんかと同じですね)
少し興味があれば、下記の記事をどうぞ。
http://portal.nifty.com/special04/12/11/
投稿: bard | 2005.07.30 22:47
片手で剣というところに、日本の剣道の「突き」とは違ったスマートさを感じます。
武士道と騎士道は、似て非なる物と思うのは
培われてきた気質の差でしょうか?
と言ってもオリンピックくらいでしか見た事ないんですが、、、フェンシング^^;
投稿: ヤッコ | 2005.07.30 14:21
「相手にさらす有効面・・」、正解だと思います。ボクシングの「左は世界を制す」も同じ理屈なんじゃないでしょうか。
投稿: とおる | 2005.07.30 08:31