お通(雑炊)-天文館,鹿児島-
今日は、フロックというのか、鹿児島ビギナーズラックというのか、すごいお客様のおかげで結果だけはよかった。
ただ、自分としては納得していない。非常に例外的だから。それも結果ではあるし、満足すべきなのかもしれないけれど、自分にとっての通常の?正攻法?では、ほとんど結果を残せていないわけで。
心と体が分離しているというのか、まあ、いい。
仕事を終えて、唐揚で有名と言われる「松幸」というところに出かけたところ、日曜なので、休みだった。
天文館の、客引きを弾き飛ばしながら、むちゃくちゃ、迷って訪れたのに・・・
で、傷心して、他を当たるべく、すぐ近くに、雑炊のお店、開業40余年という看板の「お通(おつう)」というのがあったので、入る。
雑炊というのは、料理として単品で食べるには、完成度がないというか、お店として成り立ちづらいと思うのだけれど、でも、繁華街には、ひとつぐらいは、専門店があるのは、やはり飲んだ後の炭水化物需要があるからだろう。
雑炊の味は、結局、わいわい鍋を囲んで、ひとしきり仲間と話した時間や風景が味だとおもうし、ある種、様式美でもあるから。
だから、単品の専門店と鍋を囲んでの雑炊とは味が似非だとおもう。
入店してメニューをみると、一品料理も少なく、ホント、雑炊で勝負していて、好感を持った。
雑炊自体の具のチョイスは、たくさんあって、センスのあるものないものあるけれど。
堅いところで、「とり」に「ネギ」をトッピング(すべての雑炊メニューが具としても追加できる、なので、メニューに雑炊の値段にトッピングの値段も併記されている)
して、自家製のらっきょうとビールを取る。
メニューにしじみ汁があったので、これも追加しようとおもって、注文の時に、いちおう、
「雑炊には汁はついていないよねぇ?」
と聞いたら、
「セットでつけることができますよ」
と教えてくれたので、
「じゃ、それで」
とお願いした。
頼んだ後に、メニューをしげしげ見ていると、
セットは、+300円で、あじの開き(確か、単品500円)としじみ汁(たしか、単品300円)がつく。
むちゃくちゃ、お徳やん。それに、セットは、22:00までがサービスタイムだって。
21:00ごろに入ったので適用となったのかあ。
22:00までが、「ハッピーアワー」というところが、皆、飲んでから来ることがわかるね。
そんなことを思っていたら、らっきょうが到着。
おおぶりのらっきょうがごろごろと小鉢に入っている。
うっすら、黒茶色く、好きな色合い。
黒砂糖と黒酢の自家製だって。
うまいなぁ。ちょっと甘いけれど、土地柄だろうなぁと思いつつすぐに食べてしまって、もうひとつ頼む。
200円だし。
雑炊は、だし汁も、卵の半熟加減も心地よく、ごくごく普通においしい。
続いて、出された、あじの開きとしじみ汁は、もっとおいしい。
セットで出してくれるものとしては、まさに、おいしい。値段、味ともに。
しじみ汁は、白味噌仕立てで、なによりも、熱くって、いいわ。こうだよなぁとか思ったり。
あじの開きは、東京なんかで出るような小さなものではなく、一匹、大振りなものが、ドンと出してくれ、焼き加減も見ただけで、幸せを感じるわ。
で、うまい。
もう、夢中で、黙々と身離れがいいうちに食べた。
昼飯も食っていなかったし。
セットでついてくるものがおいしい皮肉はあるけれど、安くて十分腹が満たされるので、絶品ではないけれど、それぞれ十分おいしかったので、満足。
大体、雑炊が1000円ぐらいです。一品が、300円~500円でした。
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