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2006.10.22

"Antica Salina"-シチリア島トラパニの塩-

最近はまっていること。

塩と胡椒だけで、卵チャーハンをつくること。

具は、卵だけ。もちろん、飯は、米だけ。

調味料は、塩と胡椒だけ。

絶対に、醤油に頼らない味付けというのは、日本人にとって、困難を極めるとおもう。
隠し味にもいれないのは、本当に大変。どんな料理においても。

醤油の旨みを入れるだけで、その料理は趣きをかえてくるし、絶対的な力をもって、味覚を凌駕する。

だけど、入れずにやっているのは、エントリのタイトルである塩の特性を分かってからだった。

シチリアの塩"Antica Salina"(リンク先は英語サイト)を、何かの折に、安く手に入れたのだが、この塩の特性を知ってから、コイツが生きる(と思われる)料理を作って、その塩に使ってみると、良さが引き立つようになるのを知ってからはまってる。

この塩、海水の天日干しだということで、所謂塩田で作っているとういうのに親しみを覚えて購入した。

で、使ってみようと思い、なめてみると、これが最近流行りの旨みのある海外塩とは違い、最初の印象が、アタックのきつい、パンチのある、「俺が塩じゃ」、「海水からじゃ」と自己主張激しかった。

なので、正直日常の塩に使うにはキツク(そのつもりで買ったのだが)、これなら精製塩でよかったのかもなんて思っていた。決してまずいわけではないのだけれど、味がきつくて…

でも、これを火を入れる料理や、特に揚げ物などの料理で使うと、その激しさが抑えられ、ごっつ、旨みがでてきて、料理を引き立てることが、わかった。

なんで、この塩で、シンプルなチャーハンを作ると、かなりうまいので、はまっている。
火を入れる料理には、使って、使い分けている。

なかなか色んな塩を家庭で、一度には使い分けるような贅沢は出来ないし、難しいけれど、ちょっと楽しくなってきたな。幾つか、試していこうかなと。

でも、最近のブランド塩、たくさんの種類を一度に試すのはむずかしいよなぁ。価格的にはねぇ。
でも、基本調味料というのは大事だし、1回1回で使う量(額)って、それほど高くないから、いろいろ試すかねぇ。

なんて、逡巡しているのでした。

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コメント

これも、うまそうですね!
塩で生姜焼きかァ。
思いもよらなかったですね。ありですね。
近々に作ってみますです。

ああ、うまそ。新米がすすむだろうなぁ

投稿: bard | 2006.11.02 18:07

豚のしょうが焼きを塩で作るとうまいですよ。
しょうがは摩り下ろさず、千切りがいいです。

もう醤油味のしょうが焼きなんかもったいなくて作りません。

投稿: ろらん | 2006.10.31 15:40

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