東北に南国の風を感じて(ベアレン醸造所)
いつもお世話になっているDRY-DOCKに、盛岡からゲストビールが来るという。
盛岡の「ベアレン醸造所」のピルスナーとのこと。
名前は伺っていたが、まだ呑んだことが無い醸造所だったので、これは行かねばならんだろうと、馳せ参じました。
そういえば、地ビール、茨城より北のものは、あまり呑んだことがない。関西、九州が多かった。
色は、琥珀色に近く、エールやIPAといった風情。本当にピルスナー?と聞いてしまう一歩手前の色。
色から想像できるように、濃厚さと爽やかさを兼ね備えている素晴しいビール。
これで、サトウさんの好みをかなり理解してきた。ふむふむ。
あと、強く思ったのは、彼のお酒への愛情は、味だけでなく、そのビールなり、お酒が生まれた醸造所や土地の風景も、味わいとして解して、全体として「好きだ」という真摯な気持ち。
さて、ビールの味に戻ります。
呑み進めるうちに、飲んだ後に残る舌触りや鼻腔をくすぐる香りが、南国のトロピカルジュースというかマンゴとかの熱帯のフルーツジュースを飲んだあとのような感覚が広がる。
心地よく、口に味が残るような感じ。
東北というと、県によってかなり風土が違いますが、こういったビールが好まれているんだという驚きがありましたねぇ。なんというか、もう少し”くろい”ビールが好まれていそうな感じがしていたので。
サトウさんには、「店で一番ラガーの似合わないお客さん」と言う素晴しい称号を頂きつつ、いつものポーターが無いので、その日は、独り「ラガー祭り」を実施してみました。
ベアレンの方々、新橋DRY-DOCKの皆様、ごちそうさまでした。
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