北の大地に思いをはせて(2)
勇者は荒野に旅立つ。
一筋の希望、一度の出会い、これから始まる冒険が巻起こすだろう期待感とその高揚を胸に雨を切裂き進む。
破格な麦酒の看板に見送られ、肉が焦げる煙と匂いに強襲をうけ、編成間もないパーティーは、その猥雑さに身を任せはじめたその時、正面からジェネラルはやって来た。
我等は危うく幻術にかどわかされるところであった。
僕は、パブの定義を思い出し三段論法でこの街を徘徊する事を正当化し始めていた。
いや、既にしていた。
パブとは、パブリックスペース。人が集まり行き交うところ。それは外装、内装やサービスではなく、多くの人が集い酒を酌交わす社交の場だと。
そうであれば、このシュタットノイエブリュッケもまた同じだ。
勝利するには、己を知り敵を知らなければならない。
先ず、自らを一層知るためこの街から知るべきであり、仲間に提案を考えていた。
そこに優しい微笑をたたえ、現われ、一瞬にして墜ちて行く我等を救い出し我に返らせてくれた。
そう僕らは北の大地の客人とともに南西の街々を巡り、情報収集することが本来の任務であるのだ。
我等三人と一人(東洋の桃に乗った勇者と同じではないか!?)正気を取り戻し、汽車を待ちながら、この任務の目的を確認していると、入電あり。
先程見送ってくれた、もう一人の僕からだ。
なんと、北の客人が我等が集合した酒場に!
図らずもこの街を最初の地に選んだのである。全員が。
(まだまだ続くな…
この調子だと。いいのかな。携帯からだと一気に書けないんだよ。)
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