「~げ」に思う過去と現在をつなぐもの
昨夜の与太話。Tさんと、カウンターで。
言語に残る古語として、~げがある。
接尾語だ。以前にもエントリした気もするけれど、これは、~のような、~みたいなを表現する言葉。
婉曲的、間接的に語感を柔らかくする表現でもあることもあって現代でも一部で使われている。残っているといおうか。
もっとも、知られてるのはなんだろうねと友人と話していたら、ありました。
「良さげ」が!
これは、例としてもシンプルで分かりやすくて良い(良さげではなく断定)
そして、この接尾語が、まだものすごく息づいてるのは、うどん県語というか讃岐弁だ。
いろんな言葉に、すぐに、げをつける。ゲーゲーばかりゆう人々。
うまげ(いいもの、美味しそうなもの)とかうれしげ(うれしそうが転じて生意気。現在は後者が主流)とか、うどん県人は、直接、断定的な表現を避ける優しいのかなあ。
そんな話から、柳田國男の方言周圏説の話になるなど楽しい夜でした。
Tさん、地元でも期待してます!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント