GONE BABY GONE ~結局行き先がない~
ふと思い出して、ベンアフレック初監督作品 gone baby gone を観賞。
映画の中でテンポ良く前後編に別れている感じ。
かなり原作に忠実にかつはしょりながら作品なのではないかなと推察。
いつもなら作品からの英語セリフを引用するけれど、今回は短くてよい表現の宝庫だった気がするので割愛。
ボストン出身だからこその絵が多数。
字幕に気持ち悪い怪物達と訳されてた名詞がアダムスファミリーというのはまあそうだわなと変に納得。総称として使うのね。
正解のないことに答えを出さないと行けない、自分ならどうする?と自問させられる映画。
今の僕なら恐らくは主人公の結論を選ばないだろう。
若くて血気盛んで多感な頃、ガキなら主人公のような行動に出るかも知れないが、多分、それも違う。
消えた赤ちゃんが戻ってきても不幸になってしまうことへの暗示と理想にとらわれた主人公という赤ちゃんを再生産してしまって、悲しい将来が待ち受けていること、そんな二つの意味合いをタイトルに込めているのかもしれない。
前半で細かく分からないにしても何となく予想がつくことも多かったけれど、後半の盛上りはなかなか観応えがありました。
あまり期待せず軽く観始めたので、なかなかの佳作に感じました。
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