ポンペイの壁画展を観賞、ちなみにこの日、3ヶ所の美術館、博物館巡りをした
日伊国交樹立150周年記念展覧会とのこと。
ポンペイの壁画展を観てきた。
http://www.tokyo-np.co.jp/pompei/index.html
紀元前後になんと表現豊かなことか。
そして、恐らくアーティストでもあるが職人として、描いていたのだろう。
今と変わらないコンパスや直線をひく道具が沢山残されていて、あの時代に職業画家として確立されてたのだろうな。
それだけ成熟、繁栄していたのだろう。
顔料も鮮やかで驚き。特にブルー、レッド。
自分の飼い犬を後から描いていたり、落書きがあったり今と変わらないなあ。何となく、生活者の息づかいを感じて。
あと、灰が一種の乾燥剤、シリカのような働きをしたことで、状態が維持されたそうだ。灰は都市と生活のすべてを無くしたけれど、後世に遺産を保存したんだなあ。
あと、凄いのは、壁画を保存する技術も上がっていて、昔は壁ごと保存していたのが、表面だけを剥ぎ取る(5mm 位?)技術があるそうだ。
実際、展示もフレームに入れていたものが多かった。
どんな技術か知りたいなあ。
それと、全く手掛かりがないと思えるのに、ジグソーパズルのように展示している中で、何もないところに数点だけ貼り付けている理屈が分からない。あれどうやって推測しているのだろう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント