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2016.08.08

リオ五輪 フェンシング フルーレ 男子 個人戦 太田選手の試合について

結果は、15-13。シードで2回戦から出場の初戦(となるはずだった)。
相手選手は、ブラジルの地元選手。トウド選手。

地元の応援を受けて、元気は良く、勢いに乗っており、太田を破り、その次も勝利して準々決勝まで駒を進めた。ベスト8。
でも、そんなもんだろうと思う。

サウスポーでたまたまフロックの如く調子が当日よくて、試合もなぜか勝ち続けたので、全てがいいようにはまっただけという印象。無茶苦茶強くて嫌らしいサウスポーという感じはしなかった。

多分、今後も伸びないだろうな。彼次第だが。
それよりも、試合をほぼ優勢に進めてたにも関わらず、敗戦したのは、剣が馴染んでいなかったというか、初戦で剣さばきというか剣のポイントの微調整や間合いを探りきれなかったことが遠因といった印象。
実際、剣を途中で変えていたし、試合は、攻めこまれることなく、相手陣地で押し込んでいたことからもそうだと思う。

申し訳ないけど、相手にわざと攻めこませて勝負するという戦術をとったような賢さはないと思う。
ポイントが安定せず、左利きということもあってか、やや体から突っ込みすぎてるきらいもあったかなと。
有効面さえ突いておけば、太田のポイントだったことが多かった。更に、もらわなくてもいいのに、相手のカウンターだけが不運にも何回か入ってしまいと、選手も周囲もいらいらしたり、頭をかしげることが多くなる展開。
そんな自分はポイントをうまく拾えず、相手はラッキーで入る展開のなか、ほぼ同点に近いペースで進んでいったのだから、悪い環境下でも、やはり、世界チャンピオン。
太田選手にとっては、初戦のウォーミングアップが落ち着いてくる前に試合が終わったという印象。向こうからしたら大金星だろう。
太田選手は左利きをあまり苦にはしない印象だけれど(世界レベルでそんなこと言ってられないし、あるわけないが)、利き手が違う相手との間合いの微調整はあるわけで、そんな模索をしているうちに終わってしまった印象。
彼なら、四年後までやるかなあ、いや今回で辞めるかなあと、思っているうちに、太田選手、試合後、引退を表明とのこと。

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